パイン材らしい“節”が印象的なダイニングテーブル。20年以上お使いになっている、愛着のあるお品です。一緒に住んでいた猫もお気に入りだったようで、4本脚には満遍なく引っかきキズが。ご家族みなさんで食事をするなか、テーブル脚にじゃれついていたのかもしれません。
永年使ううちに塗装が徐々に汚れてしまい、お困りだったお客さま。想い出がある為、修理して今後も使いたいとMUNIにご相談いただきました。
パイン材は柔らかい素材で肌触りが良く、経年変化で徐々に飴色に変化します。汚れが気になっていた天板も、塗装直しを経て、素朴で優しい飴色が顔を出しました。
柔らかくへこみやすいパイン材の性質もあって、木屎(こくそ)で埋めた脚の引っかきキズを除き、木地処理で出来る範囲でキズを取っています。
修理をした後も引っかきキズは増えますが、「それも想い出」と話されていたお客さま。これからもご家族みなさんで、たくさんの想い出を紡いでいただきたいです。
【キズも想い出に】
私たちは、人生を彩る“ものがたりメーカー”です。
家具は使う人によって、唯一無二のものがたりを持ちます。
お客さまが想い出と家具を、大切に、ずっと傍に置いていられるように―
そんな想いで日々家具に向き合っています。
興味を持っていただけたなら、ぜひお店にも遊びに来てください。