大正生まれのお母様がお持ちの桐箪笥。永年ご家族でお使いの昇りたんすです。
内小引き出しにあしらわれた、小槌の飾りが可愛らしいですね。
収納量もサイズも良く、永年活躍してきた桐箪笥。側板の四角い跡は、テープで貼り付けていた跡でしょうか? 戸引手や前飾り周辺が褪せている事から、長い年月、ご家族と共に暮らしてきた様子が窺えます。
永年の使用で、経年劣化が進んだ想い出の桐箪笥。お引越しを機に、修理をして新たな住まいでも使っていきたいと、MUNIに家具修理のご相談をいただきました。
全体を洗い、砥の粉仕上げをした想い出の桐箪笥。
全体を調整し、割れていた壁板や引出も補修する事で、桐箪笥らしい気密性が蘇りました。
これからも新しいお住まいで、お気に入りの桐箪笥と共に、心地よくお過ごしいただきたいです。
【綺麗に洗い 新たな住まいで】
私たちは、人生を彩る“ものがたりメーカー”です。
家具は使う人によって、唯一無二のものがたりを持ちます。
お客さまが想い出と家具を、大切に、ずっと傍に置いていられるように―
そんな想いで日々家具に向き合っています。
興味を持っていただけたなら、ぜひお店にも遊びに来てください。