30年お使いの、輸入家具の象眼ダイニングテーブル。今は亡きお父さまから、新築祝いに贈っていただきました。当時、まだ小さなお子さまの安全を考え選ばれたお品で、毎日の食事から祝いの席まで、30年間ご家族皆さまと想い出を紡いでこられました。
永年の使用で経年劣化が進み、天板全体が白く曇ってしまった象眼ダイニングテーブル。
中央の象眼周りの塗装の膜はひび割れ、浮いた状態になっていました。
傷みが進んでも使い続けるつもりでしたが、ある日、ダイニングテーブルを見たご親族の方に、「そろそろ買い替え時ですね」と声を掛けられたお客さま。思いがけない言葉に、とても驚かれたそうです。
このひと言をきっかけに、今後もテーブルを使う為、修理をご検討するように。
修理先を探す中で、関東地方から、MUNIに家具修理のご相談をいただきました。
修理を経て、象眼細工らしい木目の美しさを取り戻した、想い出のダイニングテーブル。今後はキズが付かない様に使いたいとご相談いただき、テーブルマットも合わせて作製いたしました。
(MUNIものがたり工場内での写真は、テーブル単体で撮影しております)
これからもご親族皆さまで、沢山の想い出を紡いでいただきたいです。
2024.08.09 お客さまからいただいた写真を掲載しました
【心の曇りも晴らして】
私たちは、人生を彩る“ものがたりメーカー”です。
家具は使う人によって、唯一無二のものがたりを持ちます。
お客さまが想い出と家具を、大切に、ずっと傍に置いていられるように―
そんな想いで日々家具に向き合っています。
興味を持っていただけたなら、ぜひお店にも遊びに来てください。