今は亡きご主人と愛犬が良く座っていたソファ。同じデザインのソファがもう2脚ありましたが、そちらは“綺麗だったため”手放されました。壊れかけていても“たくさんの想い出”が詰まった、こちらのソファを残して。
ソファ全体がガタつき、座落ちしたシートは本革の劣化も進んでいます。特に左肘は、ネジが外れて今にも落ちそうになっていました。左手を肘置きに預け、右手で愛犬を撫でているご主人の姿が目に浮かぶようです。一人と一匹を受け止めていた、想い出のソファ。これからは奥様と寄り添い暮らす為、MUNIにお声掛けいただきました。
劣化が少ない背面など使用できる部分はなるべく残し、想い出が薄まらないようにしました。ガタツキもお直ししたので、まだまだこれからも使えます。
想い出を紡ぐお手伝いが少し出来た気がして我々も嬉しいです。これからも大好きなご家族の想い出に寄り添いながら、新たな想い出を重ねてほしいです。
【想い出が薄まらないように】
私たちは、人生を彩る“ものがたりメーカー”です。
家具は使う人によって、唯一無二のものがたりを持ちます。
お客さまが想い出と家具を、大切に、ずっと傍に置いていられるように―
そんな想いで日々家具に向き合っています。
興味を持っていただけたなら、ぜひお店にも遊びに来てください。