巣立った後も使えるように

家族を支えたダイニングチェア

15年程お使いのダイニングチェア。お子さま達が小さい頃、買い揃えたお品です。お子さま達が巣立ち使う人が少なくなったものの、愛着があるので綺麗にして今後も使いたいと、MUNIにご相談いただきました。

ダイニングチェアはパーツをいくつか組み合わせた品が多いですが、パーツ同士の継ぎ目部分は、どうしても割れやすくなります。お預かりしたチェア４脚も、やはり割れやガタツキがありました。

背と座面周りに付いたキズは、テーブルや隣り合ったチェアにぶつけた跡でしょうか？　時にはテープで固定しながら、毎日食卓を支えていた様子が目に浮かびます。

フレームを４脚じっくり直しながら、同時に張替えも行いました。テーブルと合わせて使いやすい座面高になるよう、調整して仕上げています。

家族の暮らしに寄り添ってきた、想い出のダイニングチェア。これからも経年変化に寄り添いながら、永くお使いいただきたいです。