永年連れ添ったカウンター

取手から伝わる愛着

中央に布が張られた、両面使いのカウンター。引き出し前板の木目と、ぶらり取手がアクセントとなったお品です。

引き出しの取手周りに付いた丸いキズは、お子さまが小さい頃クルクル回して遊んだ跡でしょうか？　デザインの異なる取手からも、永年取手を付け替えながら使われてきた、家具への愛着が伝わってきます。

永年使う内に、キズや日焼け、シミが目立つようになったカウンター。しかし、ご実家を整理してお引越しされる際も、こちらのお品は愛着もあって手放せなかったそうです。

修理をして新居で再び使いたいと、MUNIにご依頼いただきました。

新たな住まいで、これから先も想い出を紡げるように。今回のご依頼では、カウンター全体の塗装直しとともに、中央の布の張替を行いました。

永年連れ添った面影をそのままに、美しく蘇ったカウンター。新たに揃えた家具と共に、ふたたびご家族皆さんと想い出を紡いでいただきたいです。